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『Mavic2PRO VS Phantom4Pro』映像撮り比べで分かるMavic 2 3つの欠点とは?
投稿日 2018年9月4日 17:14:37 (総合)
- ハイパーラプス
- クイックショット
- 全方向障害物探知
- ATTIモードの切り替え不能
- HDMI端子がない
- 4K60fps撮影ができない
- 1インチセンサーサイズ
- 2000万画素
- 4K撮影可能
- Phantom4Pro:青みが強いシャープな印象
- Mavic2PRO:暖かみのある印象
- Mavic2PRO:28mm
- Phantom4Pro:24mm
- ドローンの安全運用
- 空撮クオリティの向上
- ドローン本体の大きさ
- バッテリーの大きさ
- プロポの大きさ
- ATTIモードの切り替え不能
- HDMI端子がない
- 4K60fps撮影ができない
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どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
ここ最近新型Mavic2の記事ばかりで申し訳ありませんが、それだけ
夢中になっております!
カメラスペックとコンパクトさもさることながら、
など空撮を楽しむ要素から安全機能まで充実しております。
Mavic 2 PRO導入に当たって、最も気になるのは
カメラ性能
ですよね。
非常に近い性能として、Phantom4Proシリーズのドローンが挙げられます。
今回は、空撮業者目線で、Phantom4ProとMavic 2 PROどちらが優秀なのか検証していきます。
実際に全く同じルートを同一設定で飛行した映像を使って検証していきます。
その他スペック表だけではわからない違いなども確認していただければ幸いです。
結論|Mavic 2 PRO VS Phantom4Pro V2.0
ハッセルブラッド、1インチセンサー搭載でほぼPhantom4ProV2.0クラスのカメラスペックですが、
という3つのポイントが空撮業者にとってチクリとくるポイントになります。
ただそれを補ってあまりある魅力がMavic2PROにはあります!
カメラスペックの違い
上記がドローンのスペック表の違いになります。
同じ
となっております。
Mavic2PROは折りたたみ式でコンパクトになったPhantom4Proとも言えるドローンになっております。
映像の違い|4K60fpsかどうか
上記動画は実際にMavic2PROとPhantom4Proを同じ条件で撮影比べしてみた映像になります。
Phantom4Proでは、4K60fpsで撮影することができます。
Mavic 2 PROは4K30fpsまでしか撮影できません。
趣味でドローンをフライトさせている方にとって、そんなに問題ありません。
(4K60fpsは撮影のデータ容量が非常に膨大になります。)
空撮業務を主に行なっている方にとっては、う〜ん!と唸ってしまう差になります。
画質・色味の違い
実際に先の動画を切り取って見比べてみましょう!
同じ条件、ロケーションで撮影してますが、若干天候が不安定だったため雲の加減で多少明るさは変わっている点はご了承ください。
ざっくりした色味や雰囲気を感じていただければと思います。
になっております。
これはハッセルブラッドのカメラの特徴かもしれませんね。
全体的に色温度が高い気がしますね。
焦点距離の違い
で焦点距離が異なります。
上記写真は、地面に置いた写真になります。
これにより同じ位置、同じ高さでもドローンで撮影できる風景は大きく変わります。
では実際にドローンをフライトさせた状態で、比較してみましょう!
上空50mで撮影し比べた写真
こちらは上空50mから俯瞰写真を撮影したものになります。
こうするとはっきり違いがわかりますが、Mavic2PROとPhantom4Proでは、同じ高さでも撮影できる範囲が異なることに気づきます。
DJIのドローンで空撮する場合、屋外のロケーションである場合が多いため、より低空からでもより広く広大な風景を撮影することを考えると、個人的にはPhantom4Proの方がいいのかなと感じます。
映像伝送システムの違い
Mavic2PROもPhantom4Proも同じOcusyncの伝送システムを使用しております。
これにより非常に安定した飛行が可能になります。
Mavic2PROから『Ocusync2.0』になり、さらに強力になりました。
実際にMavic2PROを操縦しておりますが、GPSの補足数が20以上とか初めて見ました。
プロポの違い|ATTIに切り替え可能の有無
Phantom4Pro以上のドローンは、手動で『ATTIモード』に切り替えることができます。
撮影現場などによっては、GPSを拾える環境、拾えない環境など様々です。
Mavicシリーズのドローンは手動でATTIモードに切り替えることができず、GPSのキャッチができない場合は急にATTIモードになってしまいます。
空撮業務を仕事にしている方は、この機能の有無をシビアにみているケースが多いです。
ATTIモードの切り替え実験
Phantom4Proを使ってATTIモードの切り替えを行った動画になります。
検証時は、風速2〜3m/s程度ですが、ATTIモードに切り替えた瞬間風に流されます。
日常DJIのドローンをメインに操縦していると気づきにくいですが、非常に制御機能に優れたドローンであることを実感しますね。
Mavic2シリーズは講習業務で使いづらいかも
性能的には、今後間違いなく空撮用ドローンの主戦力となるMavic2シリーズのドローンですが、講習業務ではATTIモードでの練習もしたいところです。
現状、Phantom4Proシリーズが講習で使用するドローンに適しているといえるでしょう。
プロポの違い|HDMI端子の有無
空撮業務を実施するときに、現場によってはディレクターなどの指示を受けながら撮影する場合があります。
そんなときに必要になってくるのが『外部モニター』です。
操縦者のタブレット画面以外にも、もう1台外部出力できるモニターがあると便利ですが、それを出力させるために必要なのが『HDMI端子』になります。
Phantom4ProやInspire2シリーズのドローンには『HDMI端子』を装着できるような仕様のプロポになっております。
またAIRスカウターなど操縦者の空撮クオリティと安全性を高めるような機材もHDMI端子が必要になってきます。
エアスカウター
HDMI端子による外部出力でエアスカウターなどを使用することができます。
こちらは片目から小さなディスプレイでリアルタイムに空撮映像の確認ができます。
に繋がります。
収納性|持ち運びはMavic2Proが断然便利!
全てを覆してしまうのが、Mavic2PROの携帯性です。
ほぼ同じ性能のカメラスペックですが、荷物量は全く変わります。
が収納するカバンの大きさに直結します。
私は両方所有してますが、正直Mavic2PROは全く苦にならないほど持ち運びに便利です。
ハッセルブラッドのブランド力
スウェーデンの老舗カメラブランドである『ハッセルブラッド』
特徴的な四角いカメラになっており、非常に高価なカメラになっております。
正直このカメラのファン!
ということだけでMavic2PROを購入する方も結構いるのではないかと思います。
アマゾンなんかでも中古品が出回っておりますが、なかなかのお値段がします。
ハッセルブラッドのInstagramもありますので、ここでいろんな写真を見ていただけるとブランドイメージが掴めるのかなと思います。
hasselblad Instagramより
まとめ
というわけでほぼ同じカメラスペックを誇るMavic2PROとPhantom4Proを比較させていただきました。
冒頭でもお伝えした
が空撮業務を行っている方にとって少し気になるポイントですが、総じてそれを覆すほどの
圧倒的な持ち運びの利便性とハッセルブラッドのブランド力
があります。
細かい点をつつくようなレビューになりましたが、個人的には歴代最高のドローンだと思っております。
どちらのドローンにもいいところがいっぱいありますので、ぜひ参考にしてみてください。
Source: DRONE WALKER
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