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テラドローン、ドローン・AIを活用した建造物のトータル点検サービスを提供開始
投稿日 2019年3月27日 21:41:33 (ニュース)
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テラドローン株式会社は、ドローンを利用した鉄塔・煙突・橋梁等の建造物の点検サービス「Terra Inspection」の提供を開始した。Terra Inspectionは鉄塔・煙突・橋梁・建造物等にドローンで点検したいポイントを指定し、自動航行経路に必要な緯度・経度・高度・ジンバル角度の自動計算を行うシステムであり、かつデータ管理、レポート作成までを自動で行うことができるトータル点検ソリューションだ。
手動のドローン操作では、高度やドローンの向きを調整しながら飛行するため、鉄塔に衝突の危険が伴うなど、自動航行ができないことが課題であった。Terra Inspectionでは自動航行経路に必要な緯度経度高度などの情報を取得し、対象物への衝突を回避するために迂回させるルートを自動で割り出すことで、より計画的で安全なドローン点検を行うことができる。
これまで、鉄塔、建造物の錆による腐食状況の把握には、作業員の目視によるレベル評価が行われ、レベルに応じて交換等の対応を行っていた。AIを用いたドローン点検では、取得したデータを甲乙丙の3段階で錆の自動評価を行う。錆による鉄塔塗装劣化評価は、下地に影響が出るレベルか否かで甲乙丙の評価を行い、構造物全体で塗装が必用な部分、部材交換が必用な部分を判別できる。
これにより従来、1つの鉄塔を4~5名の点検作業員が終日かけて行っていた点検作業が、2名で30分程度の時間で点検が行えるため、点検時間・人件費の削減、高所作業での人的安全の確保ができるようになる。
また、株式会社内村はドローンによる建造物点検に適したスマートボルトを新たに開発した。同スマートボルトは、ボルトの一部を大きく突出させたAIドローン点検に特化した特殊な形状のボルトであり、ドローンにより撮影されたデータから3次元位置情報、ネジの向き・方位などを収集、回転のずれを画像認識できるようになる。
取付初期状態の画像と期間経過後の画像を差分解析することで、ボルト・ナットの回転のゆるみ以外に、錆、塗装剤の剥がれ、亀裂、部品脱落、欠損など多くの点検情報が得られるため、点検コストの削減に期待ができ、鉄塔・橋梁 ・ジェットコースターの構造建造物に用いられる予定だという。
Source: IoTニュース
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